八木卓久氏邸 (多屋)

天保年間建築の棟札がある。現在も住居として使われている。


旧井上楊南先生邸の門(多屋)

建築年代は分からない。一代を清貧と孤高を貫かれた先生を偲ぷ、唯一のものである。先生は、常滑陶器学校の先生として、多くの師弟の教育にあたられ、常滑焼開拓の大恩人の一人である。


INAX本社事務所(北条)

昭和8年に建築され、事務所、会議室、来客応接室として使用されていた。
昭和28年の13号台風、昭和34年の伊勢湾台風の二度の水害にあい、内装は改修されているが、二階廊下の床板が歩くところによって、今でもうぐいすぱりのように、キューキューと、音が聞こえる事もあるとか。外装、二階軒下の幾何学模様のモザイクタイル、玄関脇のスクラッチタイル、玄関階段タイルが、建築当時のまま残されている。


INAX本社土管成型所 (北条)

大正11年に建築され、土管が成型されていた。当時突貫工事で整地され、そこへ出現した近代的な三階建ての土管工場は、地元の人々を驚かせた。