●文字 きぬ掛松
●由来 金山村(現在小倉町)蓮台寺門内西側に在り。 圍三尺計り。其下に古雅なる碑石あり「きぬ掛松」と刻めり。傅へいふ。往昔後花園天皇祈願の為め、勅使を此寺に下し玉へる時、其使人の衣を掛けられし松なりと。今の樹は、後世植続ぎしものにして、其以前は周り二丈許りもありし巨松なりしといふ。
(明治二十六年 「大野志」より)