●文字
青柳の泥にしたるゝ汐干哉
はせを
●由来
松尾芭蕉、元禄七年(一六九四)の作といわれる。
この碑は、大野の俳人三代目大黒屋利兵衛(俳号巨扇)が、芭蕉の真筆を写したものといわれている。
●文字
碑にさく俤や苔の花 小川月茶
雨の月うつすら見えて時烏 岩橋水琴
●由来
この句は、明治三十一年に建立された新四国開祖の碑に刻まれている。
月茶は四国松山の人で、市見堂の堂守をしていた俳人である。水琴は月茶の弟子で、半田市成岩板山の出身である。