陶製米搗臼(台付)

精米用の米搗臼は元来木材や石材でできていたが、明治15年に秋葉作蔵(東京)が新しく真焼(マヤケーよく焼き締めた)の陶製の臼を考案した。臼が割れないように、その肉厚は横幅・底部共6糎前後という非常に分厚い物となり、その製造期間はかなりの日時を要した。
販路は、三重・愛知・岐阜に大阪地区が主である
。 現在は、用水甕・植木鉢・手水鉢および線香立(蓮華寺)に用いられている。