古きよき時代、夏の思い出

〔大野町下砂子、砂子浜海水浴場 昭和1O年頃]

60年前の砂子浜は砂浜も広く、満潮でも汀まで20m位はありました。世界最古の「るりが浜海水浴場」のサブ海水浴場として浜茶屋、貸ボート屋もあり、夜には内宮社西の海岸特設ステージにて芝居興業もありよく賑わいました。


夏の仮設演芸場風景 [大野町海岸瑠璃ヶ浜 昭和26年頃]

演芸場前は、沢山の観客で、押すな押すなの盛況です。舞台は、いよいよ艶やかな歌姫達の登場であります。「ボクは小さいから、松の木に登って見るんだ」


海水浴客の賑わい [名鉄雷車大野町駅 昭和期]

海水浴を楽しんで、サア帰ろうとすると、この混雑です。思い思いの姿の客から、こんな声が聞こえて来るようです。「今度の電車に乗れるかしら」「名鉄サン、臨時列車を出して呉れないかな」「折角、海水浴で涼しくなったところを、暑くてかなわん」「どこかで氷水でも飲みたい」