陶器館と陶器工業組合 [天神山下 昭和5年頃]

大正15年10月21日。常滑陶器工業組合が設立されました。真焼火鉢、塗火鉢、焼酎瓶、園芸鉢、盆栽鉢、タイル、工芸と部がありました。それぞれ統制、検査もされ、組合の全盛時代でした。陶器館の北に陶管工業組合も出来て、昭和45年10月1日現在の陶磁器会館へ移転するまで、幾多の変遷を経て来ました。


陶器館の落成式 [天神山下 昭和5年3月頃]

知多半島では最初の鉄筋コンクリートでゴシック様式にテラコッタも多彩に使った会館で、常滑の誇りともなった建築でした。二階に貴賓室、大会議室、とこなべ古今陶器の名品がケースに収まり、階下は常滑焼全般の陳列即売と事務室の立派な建物でした。