大野城 (佐治城、宮山城とも言われている) [金山]

宮山城は観応元年(1350)、一色範光によって築かれました。
一色氏は約160年間大野地方を支配しましたが、その跡を続いて江州(滋賀県)から佐治氏が移住して来て、城主となり、駿河守宗貞・上野守為貞・八郎信方・与九郎一成と4代続いて栄えました。与九郎の代になって、天正年間秀吉方との戦いに敗れ、落城しました。
現在の城は、昭和55年大野城趾展望台として建設されました。


大野城は佐治城 (宮山城とも言う)

相い向いの山の大草城より少し高台に造られていて、島居の前に遥拝所があり、昔の人々はここより遠く伊勢神宮を拝んだのです。
丘には佐治神社も祭られています。