十王堂[大野町]

堂内には不動明王、釈迦如来、文珠菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、観音菩薩、勢至菩薩、弥陀如来の十王仏とほか3体が祭られています。
十王仏は死者の生前の罪業を7日こと、100日、1年、3年と調べるといいます。この十王堂はすでに天正の頃の記録にその名がありますが、数度の火災に遭い(大火は2回〕、弘化2年(1845)に現在の建物に再興されたものです。
十王堂の行事として、昔は盆の8月15日の夜は夜通しお籠りをしたりして賑ったそうですが、最近は12時で打切りにして、各家のお盆の飾り物は海を汚さぬため箱を用意して捨てるようになりました。
表通りには、盆ちょうちんをぶらさげて、時には夜店も出る事があります。
格天井八十一面の絵があり、花まつり(甘茶)も行われます。