飛行船殉難碑 [奥条]

奥条の常石神社境内西の烏居近くに、立派な碑があります。
大正13年3月19日に海軍の飛行船SS3号が、群馬県取手市上空で爆発炎上し、乗組員5名が殉職する事故が起きました。この飛行船に、奥条出身の伊奈中二さんが機関兵曹として乗務していました。
中二さんは明治34年3月に生まれ、大正7年志願兵として横須賀海兵団に入団。航空隊に志願し海軍機関学校、横須賀航空隊と研鑚を重ね、技量抜群の成績により選ばれて、SS3号飛行船の発動機員として乗り込みましたが、不慮の爆発事故に遭い、23才にて亡くなられました。
大正14年に取手市に碑が作られ、常滑にも大正14年に中二さんの弟さんが中心になり碑が建立されました。
常滑の殉難碑の柵に嵌めこまれた石版に飛行船が描かれています。