大善院の裏 落椿の小道 [奥条]

常滑市民俗資料館から中之宮の後を通り山田健吉さんの工房近くへ出る細い道で、宝樹院の前へ出ます。
粘土層のこの自然林を足下に見下ろすこの丘は昔は峯道といって、南側の下の方は竹、上の方は椿、小道に 赤い椿は美しい。南の崖下には、青池を源とする小川が常滑港へ向かって流れていて、宝全寺の所で山方か らの流れと合流して大落川と呼ばれ、秋には子セイゴやハゼの釣りの名所でした。


大善院裏への小道 [奥条]

この道から西を見ると煙突が見え、町も見渡せてよかったけれど、木が大きくなり見られなくなりました。
大善院の上中の宮の後ろを通る小道。踏み外せば岩廻間の谷へ落ちそうな所ですが、急な崖の上です。
ところどころにあった小畑も作り手がいなくなったのか、秋風の吹く頃には背丈を超す尾花やチガヤの白銀の穂が美しい。